「派遣村」で一躍有名になった感のある湯浅誠さんと経済学者の金子勝さんの対談をメインに、第1部で湯浅さんの講演、第2部で湯浅さんと学生の対談、第3部で湯浅さんと金子さんの対談という構成になっています。
金子さんは「派遣切り」に対して「かわいそう論」があるといいます。
様々な報道が行われて、「一旦は同情を集めましたが、(中略)派遣労働者の働く実態であるとか、どんな状態におかれているのかというディテールまで、みんなの考えが及んでいない」と言います。
そして、セーフティーネットや労働のあり方をさてどうしようか、という議論になると、「「財源どうするんだ?」っていう話が必ず出て」くるのだそうです。
「せめて解雇しないでくださいというささやかな程度の話なのに、ワークシェアリングが必要だとか、そういう話にいきなり飛んでしまうのが、私にはわかりません」といいます。
「自ら三角合併を認めて、株式交歓で乗っとりしやすいように商法を改正して、(中略)だからせっせと内部留保をためるという、恐ろしい倒錯状態に陥っているんです」とも言っています。
新聞やニュースではなかなか見えないこの国のカタチを考えるためにおすすめの一冊です。
文章も平易であっという間に読めてしまいます。
(文責 社会教育係 石井淳平)


| 世帯数 | 人口 | |
| 下地区 | 1,178 | 2,597 |
|---|---|---|
| 鶉地区 | 358 | 832 |
| 館地区 | 509 | 1,145 |
| 計 | 2,045 | 4,574 |
平成22年8月31日現在

