農業活性化センターだより(令和3年11月号)『GAPの必要性と何なのか』

 農業関係を取り扱っていると、GAPという考え方が出てきます。衣料品店ではありません。GAPとは「Good Agricultural Practice」の頭文字をとった言葉で、直訳すると「良い農業のやり方」という意味ですが、一般的には「農業生産工程管理」と呼ばれています。難しく聞こえますが、言い換えると「農産物を作る際に適正な手順やモノの管理を行い、食品安全や労働安全、環境保全等を確保する取組」のことです。

 GAPは特別な事をする訳では無く、日常的に取組める事がポイントです。整理整頓されていれば必要なモノが探しやすいし、安全に管理する事ができる。作業手順がルール化されていれば、誰でも同じ手順で無駄なく作業ができる。もしもの事故が起きた時でも、事前に対応が準備されていれば迅速に対処できる。このように一つひとつは難しい事ではないのですが、継続して実践する事が大切なのです。

 またGAPには、「取組」する事とその取組を客観的に第三者に評価してもらう「GAP認証をとる」と二つの意味があります。このGAP認証には種類も色々あり、費用も掛かります。認証される事が要件でそれが満たされると販路拡大に繋がる事もあります。しかし、認証を得る事が絶対では無いし、他の農産物と差別化ができて高く売れるようにする為でもありません。

 GAPは、押し付けられて行うものではなく、自主的に問題を見つけ、解決方法を探り、実施する能動的な取組なのです。行う事で生産物の安全性を高め、労働中のリスクも抑えられ、より良い農業経営を実現させる事ができます。

 農業だけに限らず、通常の家事や仕事に対しても整理する事などで改善され活かせる事ばかりなので、興味あれば、ぜひ調べてみてください。

 

                                                【農業振興係 堂下 貴宏】
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