9月25日(日)に、平成28年度厚沢部町土橋自然観察教育林『木育イベント開催事業「木育ミニフェスタ」』を開催しました。
当日は木育マイスターとして早坂健二さん(株式会社ハルキ)、村上嘉子さん(工作室はらっぱ)、後援として檜山振興局の森林室の方々、そして、ボランティアスタッフの皆さんにご協力いただき、様々な木育体験を行いました。
午前中は、教育林で最も長寿なヒバの木「ヒバ爺さん」まで散策しました。ヒバの木の実や樹皮を触りながら、ヒバ林の中を進みます。季節は徐々に秋になりつつあり、きのこが沢山出てきていました。特に、つつくとほこりのような胞子が飛び出すホコリタケが子どもたちに人気でした。
樹齢600~700歳と言われる「ヒバ爺さん」はやっぱり大きかったです!
午後には、木を材料にした木工作体験や草木染め体験を行いました。
こちらはエゾマツを使った木のスプーンやバターナイフ作り体験です。
ナイフで少しずつ食器の形に削っていくのですが、なかなか根気のいる作業で、皆さん真剣に取り組んでいました。
クラフト体験では、他にもヒバの実や木の枝を使ったストラップやクルミの殻を使ったマスコットを作りました。
草木染め体験では、今回はキハダの木の樹皮を使用して鮮やかな黄色のバンダナを作りました。アイヌ民族もこのキハダ(アイヌ語ではシコロ)を使って布を染めていたといわれています。
途中で木育マイスターの早坂さんによる森の紙芝居がありました。教育林にもいるリスが主人公のストーリーで、子どもたちも見入っていました。
森の喫茶コーナーではクルミを使ったディップをご用意しました。
最後に、木育マイスター村上さんらが「ふくろうの染めもの屋」という人形劇を披露。カラスの体の色がなぜ黒くなったのかな?というお話で、子どもから大人まで一緒になって曲を口ずさんでいました。
当日のお天気も良く、終始アットホームな雰囲気で皆さんの木育体験を楽しまれていました。
町内・町外からも、ご参加いただきありがとうございました!