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佐藤正秀町長より「年頭のご挨拶」

ページID:0001503 更新日:2024年1月1日更新 印刷ページ表示

様々な行政課題を「スピード感をもって着実に実施」

佐藤正秀町長 

町民の皆様、明けましておめでとうございます。
希望に満ちた令和6年の輝かしい新春を、皆様と共に迎えられますことを心からお慶び申し上げます。
昨年4月、皆様の温かく力強いご支援を賜り、厚沢部町の第8代町長として町政を担わせていただくことになり、早いもので8ヶ月が経過いたしました。
この間、選挙公約に掲げた施策について職員と一丸となって重点的に取り組んできたとともに、町政全般を着実に進めることができましたのも、ひとえに町民の皆様と議員各位のご理解、ご支援のたまものと、心から厚く感謝申し上げます。
今後も、初心を忘れることなく、全力で町政の運営に取り組む決意であります。

さて、昨年を顧みますと、世界各地で紛争が続き、特に、ロシアのウクライナ侵攻や、イスラエルとハマスによる戦闘も終わりが見えない状況にあります。罪のない多くの人々の命が奪われており一日も早い平和的解決を望むものであります。
また、物価高騰や円安が続き日本経済にも様々な影響を与えております。新型コロナが5類に分類されたこともあり、インバウンドも急激に回復しているとのことですが、日本経済全体の安定的発展を願うところです。
国政においては、昨年末に政権与党である自民党の派閥による政治資金問題が表面化し、国政を揺るがす事態になっております。一日も早く、国民に説明し、対応策を示してほしいものです。

昨年の本町を振り返りますと、8月10日に観測史上最高となる真夏日(35度)を記録するなど、なんといっても、猛暑の年でありました。
基幹産業である農業においては、高温障害で品質の低下、収穫量の減少に加え、病害虫被害もあり、厳しい一年となりました。基幹産業である農業振興が町の活性化に不可欠であることから、これからも関係機関と連携し、農業支援策を実施してまいります。さらに、道内の小学校で体育の授業終了後、熱中症の疑いで児童が亡くなるという痛ましい事故が発生しました。
本町においても、小中学校での授業環境が大変厳しい状況となり、初の暑さによる臨時休校も実施しました。このことから、今年の夏までに、すべての小中学校にエアコンを整備いたします。今年の夏からは、快適な環境で学校生活を送っていただけると思います。
昨年のまちづくり座談会において、選挙公約の進捗状況について報告させていただきましたが、認定こども園の無償化や学校給食費の無償化をはじめ、江差高校生の通学定期券購入費補助、夢に繋がるトップアスリートとの交流、誕生祝金や町内会街路灯助成の増額などに取り組んでまいりました。今年は、帯状疱疹ワクチン予防接種助成や18歳以下の子ども一人あたり2万円を給付する町独自の子育て支援給付金事業も実施します。今後も町民の皆様のご意見を伺いながら満足度の高い施策を展開してまいります。


一昨年から取り組んでおります、保育園留学は、全国的な反響を呼び、マスコミにも多く取り上げられ、全国の自治体からの視察も多数ありました。この取り組みに対し、日本子育て支援大賞、国土交通省の地域づくり表彰で最高賞となる国土交通大臣賞などを受賞しました。現在、保育園留学は全国で約40の自治体が取り組んでおり、10月には、東京上野で第一回保育園留学サミットを開催し、私も主催者を代表して、あいさつをさせていただき、当町の職員も事例紹介も兼ねてトークセッションに参加してまいりました。関係人口・交流人口の増、そして移住・定住につなげていくためにも、本事業のトップランナーとして、全国の関係機関と連携しながら、積極的に取り組んでまいります。


また、昨年12月に、鶉地区住民が買い物に不便を強いられていたことから、町が100%出資している素敵な過疎づくり(株)が運営主体となってコンビニエンスストアを開店しました。買い物の利便性だけではなく、地域のコミュニティや災害時の拠点施設としての役割も果たす施設にしていきたいと考えております。


「町民一人ひとりが幸せを実感できるまちづくり」の実現を目指し、次世代のための社会基盤をしっかりと築きながら、これまで本町が積み残してきた様々な行政課題の解決に対してもスピード感をもって着実に実施してまいりますので、本年も変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げます。

結びにあたり、皆様のご健勝とご多幸を、心からご祈念申し上げ、年頭のあいさつといたします。