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厚沢部町民憲章
私たちは、緑ゆたかなあすなろの山と鮎おどる厚沢部川の清流にはぐくまれた田園の町、厚沢部の町民です。
いよいよ開拓精神の火を燃やし、町民としての誇りと責任をもち、生きがいのある住みよい町づくりに努めます。
自然を愛し、知恵をみがき、美しい町にしましょう。
「自然を愛し」とは、山や川、草や木、花や鳥、郷土の自然に愛情をもちその美しさを保護し、また積極的に自然と調和する生活をすることであり、ひいては人を愛することにもつながる。
「知恵をみがき」とは、頭と心の働きをつねによりよくしていくことであり、教養を高めることである。学校教育、社会教育の向上をはかることであり、より高い文化を創造することである。
「美しい町」とは、自然も人の心も美しい町を意味する。即ち、山紫水明、人情のこまやかな、文化のかおり高い町である。愛と知恵によって美しい町づくりをめざすのである。
きまりを守り、力をあわせ、明るい町にしましょう。
「きまりを守り」とは、社会生活に必要なきまりを守ることであり、道徳を守ることでもある。
「力をあわせ」とは、協力であり、心をあわせることである。お互いに理解しあい信じあわなければ、真に力をあわせることはできない。
即ち、信じあい、心をあわせ、みんなの力をより(縒)あわせることである。
「明るい町」とは、すべての人が明朗な心で、平和な生活をおくることができる町を意味する。規律と協力によって明るい町づくりをめざすのである。
元気で働き、先人に感謝し、豊かな町にしましょう。
「元気で働き」とは、健康なからだをつくり、勤労を尊び、生産を高めることである。
「先人に感謝し」とは、父母、祖父母、昔の人の苦労と努力に対して感謝することであり、これは、歴史を見つめ、生命の流れの中の自己の生を自覚し、生きることの尊さを知ることでもある。
過去に働いた人への感謝は、老人へのいたわりとなる。そして先人への感謝は、未来へ向かって、今の仕事を発展させようとする決意となる。
「豊かな町」とは、生産をあげ、経済的に豊かな発展する町であると共に、感謝する心を裏打ちにした精神的にも豊かな町をいうのである。
勤労と感謝によって、豊かな町づくりをめざすのである。
(昭和51年8月28日 制定)
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