ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 社会教育 > 6月11日 現地説明会を開催しました

本文

6月11日 現地説明会を開催しました

ページID:0007001 更新日:2023年6月12日更新 印刷ページ表示

館城跡まつりにあわせて現地説明会を開催しました。

館城跡まつりはコロナウイルス感染症拡大防止の観点から開催を自粛してきましたが、今年は4年ぶりに開催することができました。そして、館城発掘調査期間と重なったことから、お祭りに来られた方々に館城跡発掘調査の様子をお伝えしました。

お祭りステージ

多くの方が、イベントの合間を縫って発掘調査の現場見学に来てくれました。

 

玉切りした丸太を並べて柱跡の位置を表現しています。

 

現地説明を聞く人たち

展示していた遺物の接合作業にはまってしまったお子さんもいらっしゃいました。「これとこれは絶対にくっつく!!」と出土遺物を手に、本職さながらの真剣さで取り組んでいました。

遺物接合

 

増田家文書『館築城図』に描かれた建物と現地の礎石の配列が整合しないことから、2棟と推測している建物の間を調べることが調査の目的です。

館築城図

調査区は、令和元年と令和3年に札幌学院大学臼杵勲先生が行ったレーダー探査の結果をもとに選定しました。

これまで礎石が確認されていない領域(赤囲みの領域=今年度の調査区)に強い反応が現れたため、このレーダー反応の正体を突き止めることも重要な目的です。

レーダー探査

現在、調査区の表土掘削は3分の1が終了しており、東側に砂利層、西側に整地の痕跡が見つかっています。礎石や柱の跡と思われる遺構はいくつか確認されていますが、現時点ではまだ結論を出すことはできません。

建物がつながっているのかいないのか、今後、さらに範囲を広げるとともに、土層断面の調査による検証作業を進めます。

調査状況図