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農業活性化センターだより(令和4年6月号)『コナガ虫に注意』

ページID:0001472 更新日:2022年6月14日更新 印刷ページ表示

『コナガ虫に注意』

 毎月の様に前段が天気の話ばかりになって申し訳ないが、5月上旬になってもまとまった量の雨が降らない。

 晴れが続いているので、定植作業を皆さん順次行っていますが、干ばつ気味が続くと発芽(活着)不良が想定されます。潅水も必要となる事が考えられますので、雨が降るのを祈るばかりです。

今年の試験作物に関連して、今回はコナガという虫について取り上げていきます。幼虫はキャベツやブロッコリー、白菜などアブラナ科の野菜や雑草を食害し、漢字で「小菜蛾」と書き、菜っ葉を食べる小さな蛾という意味です。

 成長は卵→幼虫→さなぎ→成虫(蛾)となり、畑では入り交じって生活しています。幼虫時代は四回、皮を脱ぎ大きくなり、葉を暴食し「かすり状」にします。

 食害のなかでもやっかいなのは、ブロッコリーの場合です。花蕾の中に幼虫が侵入し、出荷時や加工場での加工段階ではわからず、後日、市場や調理センターなどからクレームがつくことがあります。

 コナガの一齢幼虫は葉肉のなかにもぐり込み、二齢になると出てきて糸を吐くので粘着性もあり、塩水選別でも浮いてこなく、発見しづらく困りものです。

 コナガの数は春から秋にかけて何度かピークがあり、最初のピークは変動する事もありますが、五月下旬から六月上旬です。寒冷地の屋外で越冬できないので、風に乗って飛来しいつ大量飛来するかは誰にもわかりません。先手必勝で抑えにいくのが無難です。

苗の定植前に防虫対策としてジュリボフロアブルの苗シャワー処理が有効です。

コナガ虫

【農業振興係 堂下 貴宏】

 

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