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農業活性化センターだより(令和3年8月号)『収穫までは防除に奮闘中!』

ページID:0001477 更新日:2021年8月14日更新 印刷ページ表示

『収穫までは防除に奮闘中!』

今回は、センター近辺で見受けられる害虫被害の例を紹介します。
うずら温泉横の圃場では、定植した苗や花が、根元からくっきりと折れてしまっているものが見受けられます。これは「ネキリムシ」(茎を食害するヤガ(夜蛾)の幼虫の総称)による被害で、一見すると根を切られたように見えることからそう呼ばれています。
また、水田では葉が真っ白になっている部分が多々あります。これは主に「イネドロオイムシ」の影響で、幼虫の肛門が上を向いていて、自然に糞が背中に溜まり、湿度保持や天敵からの隠れ蓑になっている姿の虫です。この糞が泥に見える為、そう呼ばれています。成・幼虫とも葉表から食害し、葉脈に沿って白いかすり状痕を残します。被害が著しい場合に、株全体が白っぽくなり茎数や穂数が減少してしまいます。
これらの例は害虫による食害ですが、ほかにもカビや細菌、病気など様々なことに気を付けなくてはいけなく、収穫するまでに作物を守るために対処する事は多いのです。
その為に一定の効果が見込める農薬で対処します。ただ、効果があるからといって同じ農薬を何度も自由に使用していいわけではありません。各農薬には、一定の使用方法(使用時期や濃度、回数など)が定められていて、作物を摂取しても人の健康に影響がない量にする為、各生産者は皆それを守っています。害虫、病気への対策をすると共に、安全な作物を提供する為に、収穫まで生産者さんは日々奮闘しているのです。

【農業振興係 堂下 貴宏】

 

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