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9月1日、道南農業試験場(北斗市)・せたな町農業センター・活性化センターの3施設にて構成されている道南NATECでそれぞれの施設を巡回する現地研修会を行いました。現状は中々現地研修を行える機会が少ないので、このような機会を大事にしたいです。
道南試験場内圃場では、この地域ではあまり見ない茎ブロッコリーが栽培されていました。茎ブロッコリーとは、ブロッコリーと、中国野菜の「カイラン菜」を掛け合わせた野菜です。アスパラの様な長い茎に、小さいブロッコリーのような花蕾がつくのが特徴で、次々と出蕾し、1つの株から何度も収穫できるという性質を持っています。海外でとても人気のある野菜だそうで、ブロッコリーよりも耐暑性には優れています。活性化センターでも展示栽培をできたらと考えています。
また、昨年も行っていた直播栽培のブロッコリー試験では昨年50%も出芽していなかった中、今年の試験では8割程の出芽かつ正品としても65%の収穫を可能としました。これが8割9割ほどの収穫を可能とすれば、直播栽培に切り替え、定植の時の作業量は少なくなるので、ずいぶん楽になります。中々新技術の安定した栽培技術定着には時間が掛かりますので、組織で情報交換しつつ厚沢部町農業にも生きる情報を提供していきたいです。
▲茎ブロッコリー
【農業振興係 堂下 貴宏】
厚沢部町農業活性化センター(厚沢部町鶉町853番地)
Tel:0139‐65‐6061
Fax:0139‐65‐6804