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農業活性化センターだより(令和4年1月号)『土壌分析を活用しませんか?』

ページID:0001490 更新日:2022年1月14日更新 印刷ページ表示

『土壌分析を活用しませんか?』

 明けましておめでとうございます。本年も当施設は厚沢部町の農業生産のサポートに努めてまいります。年末年始には、冬景色となっているのでしょうか。今年度は燃料代が高騰しているので、あまり冷え込まないと良いですね。

秋終わりから2月上旬にかけて農業活性化センターでは㏗、石灰、苦土、加里、リン酸、熱水抽出性窒素、硝酸態窒素など含む多項目の土壌分析を中心に作業を行っています。特に多いのは、ハウス立茎アスパラと種・食用の馬鈴薯の土壌です。分析は作付けする圃場の健康診断のようなものなので、毎年では無くても、定期的に受けて現在の土の状態を把握し末永く生産できる土づくりの参考にしましょう。

分析項目の中で一番わかりやすいのが㏗です。㏗は土壌が酸性かアルカリ性かの程度を表す指標で、人間で例えるならば体温です。この数値は、土の養分吸収や微生物の活動に影響し、作物の生育を左右するので、土壌診断をする場合の基本項目となります。多くの作物は6.0~6.5の弱酸性で生育が良いとされていますが、作物の種類によってかなりの違いがあります。その作物に適した㏗に調節する事が必要です。

初めて作付けする土地、あまり収穫量が取れていない土地など、今まで分析の利用をした事が無くても、土壌の現在値を確認するのは、来期の作付けに必要な事だと思います。雪の下に埋もれている土でも乾かせば大丈夫なので、必要な方や出し忘れの方はセンターへお持ちください。

モリアザミ

▲発色し色が変化した試験管

【農業振興係 堂下 貴宏】

 

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厚沢部町農業活性化センター(厚沢部町鶉町853番地) 
Tel:0139‐65‐6061
Fax:0139‐65‐6804


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