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檜山南部の各町の職員と檜山農業改良普及センター、農業協同組合、土地改良区、農業共済組合の関係者で構成されている「檜山南部地区営農推進連絡協議会幹事会」が行われました。
数点あった議題の中で、協議会で試用購入した作業用補助器具「スマートスーツ」への使用取組の報告がありましたので、今回こちらを取り上げたいと思います。
「スマートスーツ」とは、図の器具を装着する事により、機械的な動力を用いず、弾性体(ゴム)の張力だけで軽労化効果を発生させる、安価で優れた着心地と腰などの負担を軽減してくれるものです。
ツナギ型のスーツを数組の生産者に利用してもらった感想としては、ゴムがあるおかげで、しゃがんだり立ったりしやすく、特に、腰やひざを曲げる作業の負担が少なく、作業がしやすかったとの事でした。一方、ツナギ型だと一人で装着しゴムの調整をするのが難しい、腰痛持ちだと返ってゴムの締め付けが負担になるという意見もありました。
作業状況により、向き不向きはありますが、体への負担を減らし、背中腰痛など疾病リスクを軽減する事もできるので農作業だけではなく、他業種などでも利用可能だと思います。
この製品だけではなく、身体の作業負担を軽減させる製品は他にもありますので、お悩みの方は色々ご検討してみてはいかがでしょうか。
【農業振興係 堂下 貴宏】