本文
年末年始から続く、厳しい寒さに中々身体がついていきませんね。この時期から、収穫される伏せ込みアスパラのハウスも暖房をつけても、今年の寒さには一苦労されている事と思います。
秋からこの時期にかけて農業活性化センターでは石灰、苦土、加里、リン酸、熱水抽出性窒素など含む多項目の土壌分析を中心に作業を行っています。特に多いのは、立茎アスパラと種・食用の馬鈴薯の土壌です。分析は作付けする圃場の健康診断のようなものなので、定期的に受けて生産者が現在の土の状態を把握し末永く生産できる土づくりを行って頂くためです。
秋から冬、そして春にかけて、土壌の成分は変わっていきます。露地の土は、雨や雪の水分によって、肥料成分は地下に抜けやすくなります。一方、ハウス土壌、特に天井のビニールを剥がさない土壌は、土壌に対しての流す水分が少ない為、非常に肥料成分が蓄積しやすいです。栄養があるのは良い事ですが、栄養過多になる事も作物にはストレスを与えてしまいます。その為にも、土壌状況を確認し、土にも作物にも適した施肥量にしましょう。
早めの分析をして、春からの作業に備えていただきたいので、雪の下に埋もれている土でも乾かせば大丈夫なので、必要な方や出し忘れの方はセンターへお持ちください。
【農業振興係 堂下 貴宏】
厚沢部町農業活性化センター(厚沢部町鶉町853番地)
Tel:0139‐65‐6061
Fax:0139‐65‐6804