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7月14日(日曜日)・15日(祝日)の2日間、2019 Fighters Baseball Championship U-12 檜山支部予選大会が上ノ国町球技場で開催され、厚沢部スラッガーズ野球少年団が大成ベアーズ野球少年団(せたな町)を6対5(7回サヨナラ勝ち)で下し、8月14日から札幌ドームで開催される全道大会の出場権を獲得しました!
厚沢部勢としてのFighters Baseball Championship U-12への出場は、2009年の館双ツ山ライナーズ野球少年団以来10年ぶりとなります。
決勝戦の相手は、今大会優勝候補の一角・強豪大成ベアーズ。
先月開催されたホクレン旗兼スタルヒン杯争奪檜山予選大会1回戦でも対戦し、1対8の大差で敗北。練習試合を含めても勝利がなく、試合前は苦戦が予想されていました。
初回、先発の成澤君(6年)が2三振を含む3者凡退で流れを引き寄せ、その裏の攻撃では、先頭の太田君(5年)が2ストライクと追い込まれながらもレフトへの2塁打で出塁。2番の朝倉煌士郎君(3年)が追い込まれながらもキッチリ送りバントを成功させ、3番の成澤君が四球で出塁後、4番で主将の渡辺君(6年)がセンターへのタイムリー2塁打で瞬く間に先制しました。
2回にも9番の澤口芽駆君(3年)が四球で出塁後、盗塁に成功。2番の朝倉煌士郎君がプレッシャーのかかる中、スクイズを決め、3年生2人で追加点。相手エースを降板に追い込みました。
この日の上ノ国町球技場は、レフト方面からホームにかけて強風が吹き、フライの処理や集中力の維持に苦慮しながらも、両チームとも好守備を連発。懸命に投手を支えていました。
5対2で迎えた6回表の大成ベアーズ。5回から成澤君を救援した朝倉琥太郎君(5年)から2連打で5対4に追い詰め、なおも、ノーアウト1塁。苦しい朝倉投手を勇気づけたのが、扇の要・渡辺捕手。2塁への盗塁を刺して相手の勢いを止め、朝倉君も魂の投球で三振を奪い、マウンド上で雄叫びを上げました。
最終回、春の函館支部大会(50チーム参加)でベスト8に進出した強豪・大成ベアーズが、意地の連打で同点に追いつき、なおも、2アウト満塁3ボール0ストライクの絶体絶命のピンチ。
1球もボールにできない崖っぷちに追い込まれた朝倉君は、ここから真の男に成長! 3球連続でストライクを投げ、気迫で三振に仕留めました!!
その裏の攻撃、3番の成澤君がレフトへの2ベースで出塁し、4番の渡辺君に。2球目をコンパクトに振り抜くと、風に乗った打球はライトライン際へ。この試合3安打目となるヒットは劇的なサヨナラタイムリーとなり、応援団は歓喜の渦に!!!決勝戦に相応しい好ゲームは、唯一の6年生2人の活躍で幕が閉じられました。
※写真は厚沢部スラッガーズ熱烈応援団のお母様より提供いただきました。
<余談>
我が娘ポテコ×2と応援に行っていたおらいもは、ポテコ×2に振り回され、サヨナラタイムリーの瞬間を見逃してしまったのでした・・・。(涙笑)