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巡回情報と、この時期に見られる植物をご紹介します。
【ツルアジサイ】
その名の通りツル性のアジサイで、自力で岩壁など登る能力があります。
園芸では、ウォールガーデンなどに利用されます。
教育林では主に林縁で見られます。
【オニシモツケ】
シモツケソウの仲間では最も大きく育つことから、その大きさを強調するため「鬼シモツケ」と名付けられたと言われています。
草丈は2~3mに達するものもあるそうです。
教育林では主に湿った環境で見られます。
【フタリシズカ】
茎の先端から2本の花穂を出します。近縁種に、花穂が1本の「ヒトリシズカ」という花があります。
しかし、フタリシズカの花穂の数は不規則で、1本しか出さないものもあるそうです。
教育林では各所で見られます。
【ガマズミ】
実を噛むと酸っぱいので「噛み酢実」が訛って「ガマズミ」となったと言われています。
酸っぱいのは実の付き始めだけで、熟してくると甘みが増し、食用としても使われます。
教育林では主に広葉樹林内で見られます。
【マルバヒレアザミ】
日本での分布域は、北海道の道南地方と青森県のみに限られます。
渡島半島では普通に見られるので、そこまで珍しい花ではないようです。
教育林では、林縁や広葉樹林内で見られます。
教育林巡回を次のとおり実施していますが、林内に入る際はヒグマ対策を十分に行ってください。
※(7)~(8)間は当面の間、処理困難な倒木のために通行止めです。