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「厚沢部町カーボンニュートラルビジョン」を策定しました。
「厚沢部町カーボンニュートラルビジョン」(以下、「本計画」という。)を策定しました。
計画策定の背景
近年深刻化しつつある地球温暖化への対策の⼀環として、厚沢部町におけるゼロカーボンビジョンについて施策の検討・策定を⾏ったものです。本節では、本計画の策定にあたり重要な背景となる気候変動の影響と、地球温暖化対策を巡る国内外の動向を⽰します。
策定の目的
2015 年Cop21 で採択されたパリ協定を受け、2021 年に閣議決定された改定地球温暖化対策計画では、地⽅公共団体においてもその地域の⾃然的社会的条件に応じた温室効果ガスの排出の量の削減等のため、総合的かつ計画的な施策を推進することが期待されています。具体的には、2050 年までの脱炭素社会の実現に向けて再⽣可能エネルギー等の利⽤促進と徹底した省エネルギーの推進、脱炭素型の都市・地域づくりの推進、循環型社会の形成、事業者・住⺠への情報提供と活動促進等を⽬指すことなどです。⼀⽅で、地域脱炭素の取組は我が国における地球温暖化対策に貢献すると同時に、それ⾃体が地域の成⻑戦略であり、再⽣可能エネルギーなどの地域が持つ様々な資源を活⽤して地域が抱える様々な課題の解決を図り、地域経済循環や地⽅創⽣を実現する機会でもあります。
本計画は、厚沢部町の⾃然的社会的条件を考慮した上で、厚沢部町が持ち得る資源を最⼤限に活⽤し、再⽣可能エネルギーの導⼊を通して地域の課題解決に貢献すること、地域の魅⼒を更に向上させていくことを⽬的とし策定したものです。
将来ビジョン
カーボンニュートラルの実現を⽬指すにあたり、再⽣可能エネルギーの導⼊や省エネ等の施策を実施するとともに地域としての将来ビジョンを描くことが重要です。
本計画ではカーボンニュートラルの実現に向け厚沢部町におけるビジョン、コンセプト、施策を策定しました。⼀般的にビジョンは市町村としての将来像や⽬指す⽅向性、コンセプトはビジョン達成に向けた施策⽅針、施策はコンセプト達成に向けた具体取り組み案を指します。ここではビジョンをカーボンニュートラルに向けて描く2050 年の厚沢部町の⽬指す姿、コンセプトはビジョン達成に向けた施策や活動⽅針、施策を具体な脱炭素取り組みや再⽣可能エネルギー導⼊量と定め、それぞれ策定しました。
厚沢部町カーボンニュートラルビジョン
厚沢部町カーボンニュートラルビジョン(本編) [PDFファイル/7.98MB]